SMシングルレートシーズン5 最高2028・最終2009 【コケコライドマンダ改】
シーズン5皆様お疲れ様でした。
今期は最高レートを少しだけ更新し、最高2028・最終2009の255位でした。
①カプコケコ 光の粘土 臆病HBDS リフレクター、光の壁、自然の怒り、挑発
②フワライド エレキシード 臆病BDS シャドボ、小さくなる、身代わり、バトン
③ボーマンダ ナイト 陽気HDS 八つ当たり、身代わり、竜の舞、羽休め
④ウルガモス エスパーZ 臆病CS 火炎放射、サイコキネシス、ギガドレ、蝶舞
⑤パルシェン 王者の印 陽気AS 氷柱針、シェルブレ、ロクブラ、殻を破る
⑥ギャラドス ナイト 陽気AS 滝登り、氷の牙、地震、竜舞
使った構築はシーズン3に使ったものの改良版となりますので、構築についての詳細はこちらをご覧ください。
http://ria-pokemon.hatenablog.com/entry/2017/06/02/212137
本記事では主に変更点や使用感を記載していきたいと思います。
大きな変更点としては、お留守番率の高かったエーフィを抜いてメガギャラドスを投入した事と、メガボーマンダとウルガモスの努力値振りを変更した事です。
それでは個別解説に移ります。
◇◆◇ 個別解説 ◇◆◇
●カプ・コケコ●
【特性】 エレキメーカー
【持ち物】光の粘土
【技構成】自然の怒り、挑発、光の壁、リフレクター
【実数値】157-×-110-116-111-200
【努力値】H92 B36 C4 D124 S252↑
A種族値145の補正無し地震を壁込みで低乱数2(3.9%)
A種族値130の補正有り地震を壁込みで低乱数2(16.4%)
A252 フェローチェの珠毒突き低乱数1(12.5%)
A252 メガメタグロスの地震を壁込みで低乱数2(3.9%)
A252↑メガリザードンXの地震を壁込みで低乱数2(16.4%)
A252↑マンムーの地震+氷の礫(岩石封じ)を壁込みで耐える
A252↑マンムーの珠地震を壁込みで低乱数1(12.5%)
A252↑メガガルーラの猫騙し+地震(壁)を低乱数(~101.8%)
A252↑ミミッキュのZじゃれつく(+2)を壁込みで低乱数1(31.3%)
A252↑ミミッキュの珠じゃれつく(+2)+珠影撃ちを壁込みで低乱数(~101.9%)
C252↑カプ・テテフのサイキネ+サイキネ(壁)を低乱数(~103.7%)
ダウンロード対策B<D
最速(200)
最も信用している壁貼り役。
起点回避技は吠えるではなく挑発を採用しています。裏選出のパルガモスやギャラガモスはステロ展開を絶対に阻止しないといけないからです。
挑発だとメガリザードンXと初手で対面した時に詰んでしまうという問題は、ギャラドスを入れる事である程度解決する事ができました。
しかし挑発ではバシャーモの加速をボルトロスにバトンをされると詰むので要検討ですね。
●フワライド●
【特性】 軽業
【持ち物】エレキシード
【技構成】シャドーボール、小さくなる、身代わり、バトンタッチ
【実数値】225-×-85-110-101-128
【努力値】B164 D212 S132↑
A252↑霊獣ランドロスの岩石封じを壁+エレキシードで身代わりが耐える
A252↑ミミッキュの珠シャドクロ(+2)+珠影撃ち(+2)を壁とB+1で低乱数(~103.9%)
A252↑バシャーモのフレドラを壁とB+1で低乱数3(28.8%~34.2%)
C252 メガゲンガーのシャドボを壁下で低乱数2(18.8%)
軽業発動時にスカーフ最速103族抜き
壁+エレキシード+軽業を駆使して小さくなるを積みエースへと繋げます。
可愛い上に強い。素晴らしいですね(・x・)
実はエースのメガボーマンダ以上に自覚の問われるポケモンです。
「ここだけでいい…ここだけでいいから絶対に避けて欲しい…」という時はこう叫びましょう。
●ボーマンダ●
【特性】 威嚇→スカイスキン
【持ち物】ボーマンダナイト
【技構成】恩返し、竜の舞、身代わり、羽休め
【実数値】189-156-101-×-119-160 → 189-166-151-×-129-182
【努力値】H148 A4 B4 D148 S204↑
HB252↑輝石ポリゴン2を恩返し(+2)で確定2
A252 ランドロス(霊)の岩石封じ(-1)を身代わりが高乱数耐え(6.3%)
A252↑ガブリアスの逆鱗(-1)を受けた後でも高確率で身代わりを残せる(63.4%~76.1%)
C252↑ボルトロスのめざ氷耐え(82.5%~97.3%)
C252↑バシャーモの珠めざ氷低乱数1(87.8%~104.7%)(18.8%)
C252↑カプ・テテフのムンフォ低乱数1(88.8%~104.7%)(25%)
C252 カプ・コケコの眼鏡マジシャ(=めざ氷)耐え(82.5%~98.4%)
C252 カプ・コケコのエレキフィールド下のZ10万ボルト低乱数1(37.5%)
最速ジャローダ抜き
いつものエースです。
今回は努力値を大幅に変更しました。
というのも、自覚のあるメガメタグロスに連続で攻撃を当てられて出落ちしたり、ボーマンダにバトンする頃にはCが6段階上がっているジャローダの上を取りたいと思う事があったため、Sを最速ジャローダ抜きまで伸ばしました。
そして残りをHDベースに振り分け、バトンが失敗した時でも安定して積めるようにしました。とはいえバトンが失敗するケースが少ないのでかなり乱数に甘えています(笑)
今になって思えばバトン選出は呪いミミッキュ+鋼の組み合わせが厳しいのでもっとAに割いた個体でも良かったのかも知れませんが、結果を残せたので良しとしましょう(笑)
●ウルガモス●
【特性】 炎の体
【持ち物】エスパーZ
【技構成】火炎放射、サイコキネシス、ギガドレイン、蝶の舞
【実数値】161-×-86-187-125-167
【努力値】H4 C252 S252↑
ここからは裏選出の解説になります。
パルシェンやギャラドスが止まってしまうポリゴン2などの物理受けや、鋼タイプ、特殊アタッカーを起点にして全抜きを狙います。
今期は試験的にCS調整残りB個体を試してみましたが、確実にカプ・テテフや準速メガバシャーモの上を取りたかったので結局臆病CS個体に戻ってきました。
試合数を重ねて気付いたのですが、壁があればカプ・テテフはギャラドスでも起点に出来るので、無理に最速個体を使う必要は無かったかもしれません。
またカバルドン、スイクン、カプ・レヒレ、アシレーヌをワンパン出来る控えめZソラビ型も試してみましたが、炎と草の両方を半減出来るポケモンに対する突破力が落ちてしまったのがネックだったので、全抜き性能の高いエスパーZに戻しました。
リフレクを残した状態でないとミミッキュに止められてしまいそれが負け筋になることが多かったので、なるべくリフレクを残してから舞えるような立ち回りを心掛けていました。
●パルシェン●
【特性】 スキルリンク
【持ち物】王者の印
【技構成】氷柱針、シェルブレード、ロックブラスト、殻を破る
【実数値】125-147-201-×-65-134
【努力値】A252 B4 S252↑
「パルシェン?フワライドじゃないの?やったークソゲー回避や!」と油断している相手を
地 獄 に 引 き 摺 り 戻 す
ザ ・ ク ソ ゲ ー 製 造 機
その名は…
† 印 パ ル シ ェ ン †
バトン選出が出来ない時にミミッキュやカバルドン、岩石封じ持ちの地面タイプを起点にして全抜きを狙います。
努力値はシンプルに陽気ASで、岩石封じを1回もらっても最速130族を抜ける陽気最速が最もこの構築に合っていると思います。
後述のギャラドスを組み込んだことで選出率は落ちましたが、ギャラドスと違って1積みで戦える事や積んだ後の制圧力は相変わらず素晴らしいの一言に尽きます。
どうしても無理な状況を何度も怯みで打破してくれて、出した試合は大体活躍する最凶のヒルミーベイベー。
もう印以外のパルシェンは使えません(笑)
●ギャラドス●
【特性】威嚇 → 型破り
【持ち物】ギャラドスナイト
【技構成】滝登り、氷の牙、地震、竜の舞
【実数値】171-177-99-×120-146
【努力値】H4 A252 S252↑
【採用理由】
シーズン3でお留守番率の高かったエーフィを抜いて新規投入しました。
構築単位での天敵であるミミッキュは勿論、バトン選出が出来ないカバルドン入りの取り巻きに多いリザードン、ボーマンダ、ゲンガーの並びのどれにも強く、パルガモス選出では厳しいバシャーモ、ヒードラン、構築単位の天敵であるバンギラスやウツロイドにも強めなので構築の穴埋めとして優秀でした。
何気に型破りがエーフィの持っていた役割である天然対策としても使えるのが素晴らしいですね。
【努力値・技構成・持ち物】
技構成はカバルドンやミミッキュに撃つメインウェポンの滝登り、対ボーマンダの氷の牙、アシレーヌやカプ・レヒレを削る地震、積み技の竜舞で決まりです。
カバルドンの欠伸をスカしたり、バトンエースとしても選出できるようになる身代わりが欲しい事が多々ありますが、切る技がありません。
(一応、滝登り、エッジ、竜舞、身代わりの構成なら身代わりを入れつつ上記仮想敵を見る事は可能ですが、あまりやりたくありません)
努力値はメガゲンガーを抜きたかったので陽気個体、舞っても火力が足りないのでAぶっぱとなっています。
とりあえずお試しで使ってみた陽気AS個体のままシーズンを終えてしまったのですが、Sを調整して耐久に振るなどもっといい調整があったのかもしれません。
【立ち回り】
パルシェンと違って岩石封じで全抜きをストップされてしまう事や、1積みでは大した火力を出せないのはネックでしたが、上記仮想敵をしっかり倒してくれたので使い勝手は上々でした。
ABミミッキュが増加しているとの噂を聞いたので、なるべく壁下で2積みしてから攻撃に移るようにしていました。
またバシャーモ等を見れる素のギャラドスの耐性は優秀なので、「メガ進化してA種族値上昇を利用しないと確定数がズレる」、「耐性変化やBDの種族値上昇を利用しないと受けきれない」、「このポケモンを倒すには型破りが絶対に必要」等の特別な理由がないときは、基本的にメガ進化せずに戦うようにしていました。
◇◆◇ 選出 ◇◆◇
①カプ・コケコ+フワライド+ボーマンダ
++
基本選出です。下記の天敵がいない限りこの選出でいきます(下記参照)。
++or
基本選出が出来ない、もしくは出しづらい時に出す裏選出です(下記参照)。
扱い方は普通の積みサイクルパーティーと同じで、「積んでも止められてしまうポケモンがいないか」「いるとすれば後続のポケモンで起点にして全抜きできるか」「全抜きするためには何積みすればいいのか」に重点を置いて立ち回ります。
時には無闇に積まずにサイクル戦を仕掛けて、相手が疲弊してきた所で積むのも有効です。
基本的にはこの3パターンしかありません。
選出に悩まないのもこの構築の利点だと思っています。
【①の選出が出来ないポケモン】
強制交換技や積みリセット技の搭載率が非常に高いです。
素直に②の裏選出で行きましょう。
●カバルドン
●バンギラス
●スイクン
●ドヒドイデ
●特性天然のポケモン
【①の選出を躊躇うポケモン】
以下のポケモンが複数体いるときは②の裏選出で勝つ方法を模索します。
●ミミッキュ
アタッカー型は厳しい相手ですが割となんとかなります。
問題なのは呪い型ですが、アタッカーばかりのパーティーに入っている偵察型なら簡単に対処できます。ただしメガメタグロスやテッカグヤなどの高耐久鋼ポケモンと組まれるとかなり厳しくなります。
呪いとトリックルームの両方絡めてくる型はほぼ勝てません。選出の段階でアシレーヌやクチート等のトリルアタッカーが一緒にいないか入念にチェックしておきましょう。
●アシレーヌ
アンコール、滅びの歌、高火力のZ技、身代わり貫通の泡沫のアリア…と厳しい要素が多いです。
●ウツロイド
5タテできるレベルでブッ刺さっています。避けるのを祈るか初手からギャラドスを出して釘を刺していきます。
●フェローチェ
厳しいですが、初手カプ・コケコでエレキフィールドを展開してすぐにフワライドに交代し、回避ゲーを仕掛ければ運次第でなんとかなります。
●パルシェン
こちらにかなり刺さっているものの、フワライドのシャドボでも半分以上減るので完全に殺るか殺られるかの戦いになります。
●バシャーモ
加速をボルトロスにバトンされると詰みます。ボルトロス、ボーマンダ、ギャラドスあたりと並んでいたらバトン型です。カプ・コケコに吠えるがあれば大した脅威にはなりません。
●ゲンガー
ピン滅び型は無理です。カプ・コケコが壁を貼る前に毒技で落とされ、フワライドに滅びを入れられると詰みます。
●カプ・コケコ、ボルトロス
フワライド、ボーマンダに電気が一貫しており、味方の(笑)エレキフィールドで火力が上がるので厳しい戦いを強いられます。が、私は普通にライドバトン選出をします(笑)
◇◆◇ まとめ ◇◆◇
今期はシーズン3で使用した構築に手を加えましたが結果的にこれは大正解で、構築単位で厳しかったポケモンを見れるようになったのはもちろん、裏選出の幅も広がりより使いやすくなりました。
その結果岩弱点が5匹、浮いている電気タイプが厳しいポケモンが4匹とかなり偏ったパーティーとなってしまいましたが、その分相手の選出予想が立てやすく、逆に裏選出を通しやすくなったと思います。
裏選出の方ばかり褒めていますが、この構築は7割以上の相手に対して表選出をします。こちらもかなり活躍してくれて、特に2000チャレンジの時は一進一退の攻防を繰り広げながらもなんとか粘り勝ってくれました。
ギミックを多用するこの構築は使っていて楽しいです。
この記事を読んで少しでもライドバトンに興味を持っていただけると幸いです。
最後に、この構築を使うに当たって先人のありがたいアドバイスを残して締めの言葉としたいと思います。